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エロ小説を100冊読んでみた
第16章 永遠の君へ 隣りの妹
「ヒロインのマゾ願望」というエロ要素は「少女が病気を克服する物語」という型の中で「みんなに腫物あつかいされたくない」「手荒に扱われたことがないので、そうされると興奮する」「病弱なヒロインを気遣う幼馴染に対して昔から女王様のように振舞ってきた」という形で融合し、オリジナリティを生み出しています。
とはいえ、突然高圧的になる幼馴染と「ご主人様……」と言い出すヒロインの関係には、やっぱり少しだけ不自然な印象もぬぐえない。
作者は本当にこういう官能シーンが書きたかったのだろうかと考えてしまいます。編集者さんからの無理矢理な注文がなかったかどうか。(当時、色々と大変だったという逸話もご著書などで紹介されているだけに)
そういうのも好きそうでもあるので、一概に無理矢理書かされたとも言い切れないのですが。
そこは想いを馳せるだけにとどめましょうか。