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エロ小説を100冊読んでみた
第20章 あいどるな教え子―恋する夏期講習

ヒロイン数の多さって、弱点として一人当たりに避ける描写量が少なくなるんですよね。これはもうどうしょうもないんです。

でも、そこはもう割り切って、逆に人数の多いことの利点、強みの所を伸ばそうよと。

とにかくヒロインを入れ替わり立ち代わりさせる。

それぞれの個性にあったシチュエーションや、エロ展開への流れをしっかりと準備してね。だから飽きない。多人数ヒロインならではですね。ヒロインが入れ替わることで読者の興味を常に新鮮なものにしておくことができる。

その上で、ヒロインたちとの関係がステップ・バイ・ステップで進む。

と、いったって、全体のボリューム的には一人あたり2シーンが限界なんで、つまりファーストステップ(ソフトエロ)→セカンドステップ(本番)という二段階なんですけどね、基本。

でもたったそれだけであったとしても、いいんですよ。だって、エロに関して言えば、ぶっちゃけその二段階しかないんだから。ヤるかヤる前か、ですよ。

それが五人分あればもう最低限10シーンがあるわけで。

真面目な眼鏡っ子からは突然キスをされ、テニス少女からは教壇の中からおしゃぶりされ、コンビニバイトの子からは脱ぎたてのパンツをプレゼントされ、涙を流すお嬢様には夜の公園でハグを求められ、ストーカーからかくまってあげたグラドルからはお礼に手コキをしてもらい……こんな調子で次から次ですよ。
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