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エロ小説を100冊読んでみた
第20章 あいどるな教え子―恋する夏期講習
よどみなくエロいことが起こります。入れ替わり立ち代わりで。
ストーリー上、常にヒロインが入れ替わるか、関係が進展しているかのどちらかになり、変化が起き続けるためダルさを感じない。飽きようがない。読んじゃう。
で、メインヒロインには一番目立つ「グラビアアイドル」を持って来て、しっかりとハーレムの中にアクセントをつける。(そして彼女にだけは関係性の変化やプレイが何段階か多めに用意されている)
更には、正体不明の「ラブメール」の発信者という謎が仕掛けてあってもう万全な体制。プロのお仕事キタ~。
何度も言いますけど審査員をされているから媚を売って褒めているわけじゃないですよ!(笑)
特筆すべきは女性作家であることを感じさせない完璧な男目線に立った書きぶり。依然ご紹介した大泉りか先生の作品も、男性向けポルノとしてとても良かったですが、「作者の女性らしさ」を感じるフェミニンなムードはありました。
あと、これも前出のわかつきひかる先生の場合だと、むしろ女性らしさ、女性作家ならではの感性を武器にしています。男ではこうは書かない書けないというのを逆に押し出して、それでいて男性にウケるという。
んでも、この内藤みか先生のは……完全に男やん!