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第22章 才川夫妻の恋愛事情　7年じっくり調教されました

よって、男性向けでは「愛」を表現するのにあまりページを使い過ぎるとそれは官能的ではなくなっていくのではないか。今の流行りはラブラブものですけど、だからといってラブばかり書いていては男性読者は満足しないし、ラブを描く場合でもラブとエロを一体化してもあんまり気持ちよくならない。

女性向けでは逆に「愛」が描かれていなければ、愛とエッチが一体化していなければ、それはやはり女性読者に不満を持たれてしまう。そんな風に考えています。

もちろん、そうじゃなきゃ男性向け/女性向け官能小説じゃない！　とは申しません。それで成功する作品もあるでしょう。あくまでも一般論的な見方です。（そもそもこの自説に関しても要検証と思いつつ日々研鑽しております）

というわけで、序盤で主役のカップルのキャラクター的魅力をしっかりと描いた後、中盤は「愛」の話をエンジンにして進んでいきます。

なお、序盤でのキャラの魅力は

・ヒーロー
社内ではヒロインを溺愛、家庭ではそっけない（でも、たまのエッチは激しい）

・ヒロイン
本心がわからないヒーローのことをめっちゃ愛して、信頼もしている

・カップルとして

結婚して七年目なのに社内では未婚を装い、それなのにも関わらずアツアツコンビを演じている


謎がありますよね。
「どーしてそんなことになってんだ？」っていう^^;