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エロ小説を100冊読んでみた
第25章 ブレイブガールズ―異世界戦士・茜

黄支亮先生は2000年頃から活動を続けるエロラノベ(ジュブナイルポルノ)黎明期の作家の一人。
1999年。人類滅亡の預言の年。
ベストセラーとなったのは高見広春・著『バトルロワイヤル』。同級生の少年少女たちが最後の一人になるまで殺し合いをする物語。
街では宇多田ヒカルのMVの映像が繰り返しかかり、イッツオートマチック。
正義のヒロインたちが屈服される凌辱専門エロライトノベルレーベル「二次元ドリームノベルズ」が創刊。イッツ・オトーマチック。
それでも恐怖の大王は来なかった。
明けて2000年。滅亡しなかった人類への贈り物、二次元ドリームマガジンが爆誕する。
黄支亮先生はその初期執筆陣のひとりでもある。
同期には綾守竜樹先生、コトキケイ先生、山口昇一先生などがいらっしゃいます。全員鬼籍に入られてしまっていますが……。
2000年という年をエロラノベの黎明期とするのは解釈がわかれるかもしれません。

