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エロ小説を100冊読んでみた
第3章 種乞い狐のスケベなお宿へようこそ!

その他には、主人公の日常や宿に迷い込むまでの状況も丁寧に描かれていたので「エッチシーンに入るのは遅めかな」と思っていたら、宿についてからはすぐにエッチに入ります。

ここの緩急も良かった。ジリジリしている所にもったいぶらずにスパーンと期待通りのものをぶつけて来られると「待ってました!」となって、グイグイ引き込まれてしまいます。

また、この最初のエッチシーンが丁寧で濃厚なんですよね。ヒロインとのやりとりも楽しみながら読むことができます。

で、最初のエッチシーンの丁寧さは、ちゃんとその後のエッチシーンにも引き継がれて、読者として裏切られた気持ちになりませんでしたし、長女、次女と、ポンポンとエッチをさせたあとの三女のところでちょっとタメを作ってドラマチックなエピソードも入り出し、そのあたりからドラマを深めていくという構成は憎らしいほど。

そういう官能シーンと非官能シーンのペース配分(と、そのリズム感)も良かった。
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