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エロ小説を100冊読んでみた
第28章 姫騎士がクラスメート! 1

さて、レーベルの話はこれぐらいにして内容の方に参りましょう。
まず文章上手い。
出来事をきちんと順を追って説明することに長けており、EKZ先生のロジカルに秀でた知性が伺えます。
レトリックに溺れず、抑制を効かせて読みやすさ重視。
これ多分、なろう系の優れた書き手には多く見られる特徴だと思います。
驚くべきは、最初のエッチシーンは進行度5%からなのですが、それに至るまでに「現実世界での主人公とヒロインの関係」「転生のいきさつ」「チート能力の獲得」「転生後の主人公の活躍」「ヒロインとの再会」「ヒロインとのバトル」をしっかりとやっていること。
めっちゃテンポいい。計算し尽くしてる! じゃなきゃできない!
その後のストーリー展開も、毎回ヒキを作って、次で新たな進展を提示し、次の興味を配置する。そして、常に主人公に新たな力や隷属ヒロインを付与させプラスの方向付けを忘れない。それをひたすら機械のように繰り返す。
わー計算やなあ……。
これ、連載が止まってしまっているのも頷ける。
計算で書くタイプなんだもん。そこそこまとまった時間が取れないと書けないだろ。こんなん。
というのは、私個人の感想でしかありませんが。

