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エロ小説を100冊読んでみた
第32章 Sの遺伝子

そんなツッコミ所満載の自称ドS主人公を攻めるのが、男前の新任教師。SMクラブでS役として見習いをしている主人公の所にマゾ客としてやって来る。(キャラクター)
攻めがマゾとして現れて、受けが自分をサドと言い張るというのが特徴ですね。(見栄えのいいアイデア)
で、生意気だった主人公がイケメン教師にいいように篭絡されていくという。(関係性の変化)
お店での出会い、学校での個人指導、お店へ再来店しての家庭訪問、サボりを咎められる保健室、そして……と次第にエスカレートするプレイ。(性行為)
最後には意外な事実が明かされ……。(ひと捻り)
と、綺麗に必要最小限の要素が散りばめられておりますね。
ここで注目すべきだと思ったのは、受け攻めでサドマゾを逆転というアイデアを軸に、教師と生徒という関係、主人公の生い立ち(ドSな両親の家庭環境や交友関係)を活かしてエピソードや舞台を展開させている所でした。
メインのアイデア自体は関係性変化にしか使われておらず、キャラの背景設定でその他の変化(物語の部隊装置の拡大)がなされている。

