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エロ小説を100冊読んでみた
第7章 ヤブヌマ 侵食されゆく妻の蜜肌
主人公たち夫婦が、妻のパート先のスーパーの副店長ヤブヌマにスワッピングに誘われて……というあらすじなのですが、大きく分けて三つのパートで構成されます。
スワッピングの提案に乗るまでの序盤、温泉に宿泊してヤブヌマに抱かれに行く妻の身を案じジリジリ過ごす夫という中盤→そして、嫌っていたはずのヤブヌマのテクニックにメロメロにされて堕ちる妻の一部始終という後半。
エッチシーンは序盤にもあるのですが、特筆すべきは中盤で、ただただ夫が一人、ヤブヌマの部屋に消えた妻を案じて右往左往するだけ。
そして、夫がそんな風に過ごしていた間、妻の身に何が起きていたのか……が後半で一気に描かれます。
これ、『幸福の条件』やん!
デミ・ムーア主演で映画化もされゴールデンラズベリー賞の各部門を軒並み獲得したアレじやないですか。私、映画のほうは未見ですけど、小説は読みました。
100万ドルくれてやるから奥さんと一晩過ごさせてくれと、億万長者に札束で顔はたかれて妻を抱かせるやつ。あの作品も奥さんが富豪の元に行ってからの夫の右往左往があり、その後、ビデオで奥さんの乱れっぷりを見せつけられるという展開でした。(映画版と違い、小説版は破局エンドします)