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エロ小説を100冊読んでみた
第10章 お嬢様官能小説家 渡戸笑

常軌を逸した性格のキャラなんですが、メインの二人も充分変なので割と作品世界に馴染んでいました。

彼女を使ってドMヒロインと正義感の強い主人公をエッチに向かわせる仕掛けとなっています。

ただ、それでもやっぱり大変なようで、物語の序盤から中盤にかけてをこのメイドさんと主人公のエッッチに割くことになっており、ヒロインの存在感がやや弱い。これ、しょうがないことだと思いますけどね。

でもまあ、そういう工夫をあれこれ重ねて後半はヒロインがメインのプレイとなっていき、なんとか最大の見せ場である乳首吸引ギロチン拘束プレイへと漕ぎつけます。

千夜先生、お疲れさまでした!(笑)

書き手の苦労がわかるだけに、エッチシーンを読んでいてもそんな感想になってしまった。

いや、ホント大変なんですよ、和姦ドMヒロイン!

で、それだけの犠牲を払っても凌辱ものの被虐感にはどうしたってかなわないわけで。

ただ、需要はあるんだろうなと思います。

「被虐感を高めつつギリギリで踏みとどまって爽やかな読み味に着地させる」というのは和姦レーベルでのひとつの追及の可能性のような気もします。

難易度高目だから、まだまだ耕す畑の余地はありそうだしね。
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