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エロ小説を100冊読んでみた
第13章 催眠! おっぱい学園
タイトル中に「催眠」とある上、確かに主人公が使うのは催眠術ということになっているんだけど、それほど催眠ものっぽさは感じられませんでした。
相手を操り意志に反したことをさせることで生じる背徳や嗜虐・被虐のエロスは描かれていない。
お嬢様ヒロインなんか「高慢だけど実はマゾ」という設定があったりする。催眠支配によるサドマゾを描くのなら、マゾなんて設定要らないと思うの。
だから、そもそもそういうエロさは創作の主眼とされていないのでしょう。
どっちかというと「常識改変世界もの」に近いと感じました。
女の子たちがおっぱいを丸出にしている学園という世界、それがすべてという。
なので、下克上テーマもそれほど効いてはいないんですよね。
これは、「男子を虐げる不平等校則」や、催眠後に改正される「男子至上主義校則」などの対比が面白かったし、中盤以降の全校女子からのモテモテちやほや展開も楽しかったので、最後にもう一発ダメ押しで下克上感のある演出を入れると、そっち方面でもうひと味濃くできたのではないだろうか。