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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝


「そうかい?じゃあパンを入れる袋がいるかぃ?」

「うん、食べてから貰うよ…今日はここで食べたいから…… ザドルは?朝は遅いの?」


アルはザドルのことが気になっていた


「時期に来ると思うよ‥ フフッ…可笑しいねぇ、あんた達‥」


「可笑しい?なんで?…」

アルは話しを続けながらトレイにパンを乗せて席につく


「夕べはザドルが待ちぼうけ喰ったんだよ…

あんたを待つのに普段食べないフルーツまで食べて時間潰してね‥」



「待ちぼうけ?…なんで待ってたんだろ?何か用事が‥とか?」


アルはパンをほお張りながらエバに聞き返した


「さぁねぇ、あんた達のことが気になってしょうがないんだよ、きっと‥

…ほらっ!噂をすればなんとやら‥ってね」

エバは話しをしながら入口に目をやった

エバの目配せした方を見ると、ザドルが大きな体を揺らしながらこちらに向かってくる

「ようっ!早ぇじゃねぇか?夕べはちゃんとメシ喰ったのか?」



エバとアルは二人してニヤニヤしている


「なんだお前ら?気持ち悪ぃな」


ザドルは二人を不信に思った


「……夕べは待たせてごめんね‥」


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