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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝


「でも……」


戸惑うアルにエバは続けた

「子供がな〜に遠慮してんだぃ!?

なにも気にする事ないさぁ‥観光組の図太さをちったぁ見習いなっ……ね‥」



アルはしばし考え込んだが急に瞳をキラキラさせるとエバの方に顔を向け、コクンと大きく頷き二人にお礼を言って出ていった

エバはふっと笑ってため息を吐く

「今夜は賑やかな夕食になりそうだねぇ。ねぇザドル…さぁて、そうと決まれば今晩のデザートはちょっと特別メニューでも作ってみるかね♪」


エバはそういうと、腕まくりをしながら嬉しそうにパンを食べるザドルをちらっと見て満面の笑みを浮かべていた






部屋に戻ったアルは遊びに行くという子供達を見送ってからベットに腰を下ろした


静かになった部屋を見渡すといろいろなものが目につく…

村を出る時に持って来た荷物‥

そして何千年もの間、祭壇に奉られ村を守護してきたと伝えられる宝……


アルは村の長に言われた言葉を思い出した‥


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