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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝


「じゃあ望みはあるって事か…」


「まぁ、まだなんとも言えないけどねぇ〜

あたしゃ、あの子に希望をみたね‥‥



バカな弟が世話かけるけど…よろしく頼むよ‥」




「あぁ‥何、お互い様さ‥
俺もルイスも奴を頼りにしてる……じゃあ、近況が聞けたって事で、 そろそろ行くよ‥‥」


席を立ったロイドの背中にエバは声を掛ける


「ロイドっ!…あんた、長い髪も似合ってるよ」


ロイドは苦笑いしながら食堂を出ようとしたが、はっとするなり後戻ってエバに懇願した


「エバっ!!頼むから、さっきの話し、ルイスには秘密にしてくれっ!絶対にだ──なっ!」


ロイドの必死の形相に押されエバは、うんうんと頷いた


「頼むよっ!じゃ、ごちそうさんっ」


走り去っていくロイドの後ろ姿を見送りながらエバは思った…



(はぁー‥‥‥ 若いってのも大変だねぇ)


――カタンッ


「!?っ」




「俺になにを秘密にするって‥‥‥?」


「ル、ルイス!?いつからそこに居たんだぃ?」




ルイスは入口のドアに腕を組んでもたれ掛かり、こちらを見据えていた


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