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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝



「去年はたまたま、あいつが酒浸りで大会に出たから俺が優勝したけが、その状態でも2位だからな‥たいしたもんだよ

ただ、今回は危ないヤツラと闘ってもらう事になる。中途半端な気持ちだと‥‥ってわけだ」



「なるほどねぇ‥
そういう理由だったのかぃ」



「ルイスもザドルが元気になるようにって、いろいろ手を打ってるけど的外れみたいだしな」



「へぇ‥手を打ってるっていったいどんな方法なんだろうねぇ‥」




エバは首を傾げて考えた



「はっきりわからないが、なんかガキをけしかけてるみたいだ。 受け付けの時にあいつがちょっかい出したガキなんだが‥」


「あぁ、アルの事かぃ?」

「アル?‥いや、そんな名前じゃ……」


「ニックネームだよっ
本名は、なんだかややこしい名前だったよ…そうかぃルイスの差し金だったんだね‥フフッ」


「差し金って……」


「さすがだよっ!読みは外れてないってことさっ」

「……上手くいってるって事か!?」


エバは応える代わりに、にんまりと笑った‥


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