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第8章 黒いお馬さん

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シｬｯｯ!!!っと光る何かがアルの手を遮る。


アルが縄に触れようとしたその時、後ろにいた隊員が槍を突き出しアルの行動を制したっ



「お願いです!　縄を解かないでくださいっっ


私が何かヤラれてしまいますっ!」

見張りらしき隊員は必死な目を向けてアルに懇願している。



「……っ…」
相変わらず用意周到な人だな





改めてルイスの策士ぶりに感心するアルであった‥