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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第9章 消えた三歳時の行方


部下達はルイスに敬礼すると急いで捜索場所に戻った

「なぁ、あんな物、部屋に運んで隊長は何する気でいるんだろうな? 」


「さぁな‥余計な詮索はやめといた方が身の為だぞ‥‥‥」


「そうだな ロイドさんだって、明らかに女の子介抱してただけなのに‥‥
完全に犯罪者扱いだもんな ‥」


「あぁ見ただろ‥ロイドさん縛り上げる時の隊長の顔‥‥」



「‥‥楽しそうだったもんなぁ・・・・ 」



「ありゃ、なんか企んでるぜ助けてあげたいが俺らにゃムリだ‥‥」


「あぁ ‥あの人が白って言えば白! 黒って言ったら黒だっ ‥‥それでいい」

「……」

忠誠心を持つ部下に囲まれルイスは幸せだった‥‥‥






― 夜も7時を回った頃だった 人も集まり、食堂はだいぶ賑やかになっていた

ただ、一部のテーブルを除いては‥‥



「ヒィクシュンッッ!」


大くしゃみの主はロイドだった
だいぶ冷え込んだせいだろう、思えば 水浴びしたまま体を拭く前に、少女の鼻血の洗礼を受けたのだ。正直、体の体温は完全に冷え切っていた‥‥

体をさすりたくても両腕の自由を奪われたままではそれも ままならない‥

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