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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第10章 大男の目にも涙
・
不安を抱えながら息を吐く──
アルはザドルが歩いて行った方向をずっと見守るように見ていた。
「ありゅっ!くましゃんどこ? くましゃんどこ?」
…くましゃん?
あぁ!ザドルのことか!
ジョンはいつの間にか泣き止み、くましゃんを探していた。
…えらい懐いちゃったな。あやし方が上手なのかな‥
アルはザドルを感心した
「あっ‥戻ってきたみたいですね」
アルと一緒に窓際に立っていたアレンが口を開いた
見ていると、二人して手をつないで満面の笑みでこちらに向かってくる
よかったっ!ザドルに任せて正解だったかも。
「あーーっ!
くましゃんっ!!」
ホッとするアルの腕の中でジョンはジタバタと必死でもがく
「いやぁ〜腹へった!
メシ喰うぞっ メシ! 」
「メシ喰うぞ〜!!」
ザドルを真似てティムも言う
もがくジョンをアルは解放してやるとザドルの方に真っ先に向かって行った。
…なんだか‥‥
我が子が親離れしてったみたい‥クスン…
アルはザドルに抱っこをせがむジョンを見つめ少し複雑な気持ちにかられ、ザドルはティムと手をつないだまま、ジョンを片手で嬉しそうに抱き上げていた。
不安を抱えながら息を吐く──
アルはザドルが歩いて行った方向をずっと見守るように見ていた。
「ありゅっ!くましゃんどこ? くましゃんどこ?」
…くましゃん?
あぁ!ザドルのことか!
ジョンはいつの間にか泣き止み、くましゃんを探していた。
…えらい懐いちゃったな。あやし方が上手なのかな‥
アルはザドルを感心した
「あっ‥戻ってきたみたいですね」
アルと一緒に窓際に立っていたアレンが口を開いた
見ていると、二人して手をつないで満面の笑みでこちらに向かってくる
よかったっ!ザドルに任せて正解だったかも。
「あーーっ!
くましゃんっ!!」
ホッとするアルの腕の中でジョンはジタバタと必死でもがく
「いやぁ〜腹へった!
メシ喰うぞっ メシ! 」
「メシ喰うぞ〜!!」
ザドルを真似てティムも言う
もがくジョンをアルは解放してやるとザドルの方に真っ先に向かって行った。
…なんだか‥‥
我が子が親離れしてったみたい‥クスン…
アルはザドルに抱っこをせがむジョンを見つめ少し複雑な気持ちにかられ、ザドルはティムと手をつないだまま、ジョンを片手で嬉しそうに抱き上げていた。