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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 幼い誓い
「あ〜お腹いっぱいだねぇ」
「うん、おばちゃんの料理すんごく、うまいっ」
「エバって名前だよ。みんなちゃんと、覚えてね‥
明日の朝も、あそこでみんなで食事するんだっ、
そうしなさいって‥エバが言ってくれたんだよ…
もう、隠れる必要ないから‥そのかわり、迷惑かけないようにね」
「 おぅ、わかってるぜ!なっ、マーク!!」
―うん!
―ぅッ!
アル達は夕食を済ませて部屋に戻ってきていた
「アル‥あのおじちゃんオイラ好きだなっ」
ティムは口にしながらベッドの上で自分の宝物のダガーを眺めていた‥
父親がティムの8才の誕生日にくれた物‥
『男は剣を使えなきゃいけない‥この剣は父さんが、ティムと同い年の時にティムのおじいさんからもらった物だ‥‥大事にするんだよ
お前が18歳になったら次は父さんのこの剣を授けよう‥
それから、いいね‥剣は人を傷つける物じゃない…自分の身を、自分の大切な人の身を守る物だ……むやみやたらに振り回しては駄目だ──
腕をみがくんだ‥剣の腕を。この村の男はみんな剣を極めなくてはならない‥