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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 幼い誓い
・
ティムが12才になるまでに“祭壇の儀”ができるよう村が回復してくれればいいんだが‥‥‥』
村の行く末を安じていた父親ももういない‥村を出る時に形見がわりに父の剣を手にしたが‥ティムには大き過ぎ、とても持っては歩けない…
“いつか、大人になったら絶対この手に!それまで待ってろよ!!…”
ティムは村を出る時そう自分に誓った…
「ザドルは優しいよ、すごくね………ふふっ」
アルは思い出し笑いをした
今、思えばあの日──ザドルにちょっかい出されなければどうなっていただろう…
順調に受付を済ませ、宿泊施設があることも知らず、大会までの二週間を待ちきれず死んでたかもしれない…
或は、空腹を耐えられず盗みを侵し捕まってたかも…
そーいえば、この国に着いた時点で餓死寸前だったんだ…
それが、ザドルに絡まれ、隊長さんにからかわれ
アレンに出会い…
エバと出会った……
人の縁て不思議。
ほんの少し遠回りしただけなのに、こんなにたくさんの幸せと出会った。
初日に隊長さんに無駄に走らされ、逆上したりもしたけど…
あの人のおかげでもあるのかな?……
ティムが12才になるまでに“祭壇の儀”ができるよう村が回復してくれればいいんだが‥‥‥』
村の行く末を安じていた父親ももういない‥村を出る時に形見がわりに父の剣を手にしたが‥ティムには大き過ぎ、とても持っては歩けない…
“いつか、大人になったら絶対この手に!それまで待ってろよ!!…”
ティムは村を出る時そう自分に誓った…
「ザドルは優しいよ、すごくね………ふふっ」
アルは思い出し笑いをした
今、思えばあの日──ザドルにちょっかい出されなければどうなっていただろう…
順調に受付を済ませ、宿泊施設があることも知らず、大会までの二週間を待ちきれず死んでたかもしれない…
或は、空腹を耐えられず盗みを侵し捕まってたかも…
そーいえば、この国に着いた時点で餓死寸前だったんだ…
それが、ザドルに絡まれ、隊長さんにからかわれ
アレンに出会い…
エバと出会った……
人の縁て不思議。
ほんの少し遠回りしただけなのに、こんなにたくさんの幸せと出会った。
初日に隊長さんに無駄に走らされ、逆上したりもしたけど…
あの人のおかげでもあるのかな?……