この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 行商の街 リストン
・
ザドル達は食事を済ますと先に部屋に戻っていった
「アル! これ持ってお行き」
食器を片付けるアルにエバが包みを渡した
「ロイドんとこ行くんだろ?人様の家訪ねる時は手ぶらじゃいけないよ。
ロイドの大好物だからソレ持って行っておやりよ!!
ああ見えてかなり甘党だからね」
包みからは甘酸っぱい香りがする
「ありがとうエバっ!
じゃあ遠慮なく貰っていくよ」
アルは笑顔で返す。
ふと、母親もエバと同じ事を言ってたのを思い出した
…隣の家に行くだけでも何かを持たしたっけ。
それも今は遠い記憶…村はやがて飢えと病害に蝕まれ、口に入れられる物をみんなで分け合った…
包みを抱え、アルが部屋に行くと皆が待っていた
「アル!早く行こうぜっ」
「うん、みんなもう準備は出来たの?」
「オイラ達は済んでるけど」
ティムの目線を追うとユリアがしきりに鏡を覗いてる
「さっきから3分置きにあーなんだ…」
「…」
「まぁいいじゃねぇか女何て、皆あんなもんだ! ウチのかーちゃんだってあんなだったぞ!!‥お前らもちったぁ女の気持ち解ってやれやっ! ガハハハ」
ザドル達は食事を済ますと先に部屋に戻っていった
「アル! これ持ってお行き」
食器を片付けるアルにエバが包みを渡した
「ロイドんとこ行くんだろ?人様の家訪ねる時は手ぶらじゃいけないよ。
ロイドの大好物だからソレ持って行っておやりよ!!
ああ見えてかなり甘党だからね」
包みからは甘酸っぱい香りがする
「ありがとうエバっ!
じゃあ遠慮なく貰っていくよ」
アルは笑顔で返す。
ふと、母親もエバと同じ事を言ってたのを思い出した
…隣の家に行くだけでも何かを持たしたっけ。
それも今は遠い記憶…村はやがて飢えと病害に蝕まれ、口に入れられる物をみんなで分け合った…
包みを抱え、アルが部屋に行くと皆が待っていた
「アル!早く行こうぜっ」
「うん、みんなもう準備は出来たの?」
「オイラ達は済んでるけど」
ティムの目線を追うとユリアがしきりに鏡を覗いてる
「さっきから3分置きにあーなんだ…」
「…」
「まぁいいじゃねぇか女何て、皆あんなもんだ! ウチのかーちゃんだってあんなだったぞ!!‥お前らもちったぁ女の気持ち解ってやれやっ! ガハハハ」