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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 行商の街 リストン
・
ザドルは豪快に笑い出した
「…ユリア‥充分、可愛いよ、そろそろ行こうね」
「うん!‥ねぇアル髪飾りずれてない?」
「大丈夫だよ‥」
「なんだぁ?デートでもするみてぇだなぁ」
ザドルは苦笑いしながらユリアの仕草を眺めていた。
***
ルバール大国きっての
《行商の街リストン》
はすごく賑わっていた――
「どうだアル‥この街は気に入ったか?‥」
「うん、すごく好きになった‥この国も街も人もっ!」
アルは街を眺めながら満面の笑みで答えた
「そうかぁ‥そりゃ良かった!
お前ぇらもこの街に──…あぁ、いやっなんでもないっ……気にするな」
「うん?…」
ザドルは頭を掻きむしりながら言いかけた言葉を胸にしまった
「でもすごいね!いつもこんなに賑やかなの?」
「あぁ、ここは行商の街でもあるからなぁ、いろんな国から人が集まる‥
金持ちもいりゃ貧乏人もいる、人の数だけ人生があらぁな!
俺は昔はキコリだったんだがな‥今は用心棒紛いなことやってんだっそっちの方が儲かるからな」
「傭兵みたいなこと?」
ザドルは豪快に笑い出した
「…ユリア‥充分、可愛いよ、そろそろ行こうね」
「うん!‥ねぇアル髪飾りずれてない?」
「大丈夫だよ‥」
「なんだぁ?デートでもするみてぇだなぁ」
ザドルは苦笑いしながらユリアの仕草を眺めていた。
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ルバール大国きっての
《行商の街リストン》
はすごく賑わっていた――
「どうだアル‥この街は気に入ったか?‥」
「うん、すごく好きになった‥この国も街も人もっ!」
アルは街を眺めながら満面の笑みで答えた
「そうかぁ‥そりゃ良かった!
お前ぇらもこの街に──…あぁ、いやっなんでもないっ……気にするな」
「うん?…」
ザドルは頭を掻きむしりながら言いかけた言葉を胸にしまった
「でもすごいね!いつもこんなに賑やかなの?」
「あぁ、ここは行商の街でもあるからなぁ、いろんな国から人が集まる‥
金持ちもいりゃ貧乏人もいる、人の数だけ人生があらぁな!
俺は昔はキコリだったんだがな‥今は用心棒紛いなことやってんだっそっちの方が儲かるからな」
「傭兵みたいなこと?」