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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 昼下がりの情事


「なんで!?いいじゃんっ頭撫でるくらいっ?自分だって撫でたくせに!」


「ばかっ…俺はそんなのっ柄じゃないからいいって!!

あっ、コラッ!?‥ちょっ‥近づき過ぎだっ!!…っ…」



アルの執拗な攻めをロイドは素早く避ける。そんなロイドにアルはダイブを決め込んだが逃げられてしまった。

勢いで階段から落ちそうになったアル。ロイドはそんなアルをとっさに庇う!!



― ドサッ!



「──…っ…



…わ、るい………」



「い…いや、あ…の……

こ、っちのせいだから‥っ

ごめん‥‥‥///‥」


「──っ…///」


かくしてありきたりの展開となったのである‥




「──も、もぅ、そろそろティム達が帰ってくる頃だからっ…鍛練付き合ってくれてありがとっ、じゃっ!」


アルは逃げ帰るようにその場を後にした


そして、残されたロイドは呆然としたまま自分の唇にゆっくりと手を当てた……
「………」

瞬時に触れた柔らかなアルの唇の感触を思い出す‥



そしてふと、我に帰ると頭を両手で抱え込んだ──


「俺はノンケだっ‥

俺はノンケだっ…
俺は絶対ノンケのはずなんだぁぁ!!」












悩める男25才

ロイド・グレーバンだった…


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