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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 昼下がりの情事


「ほんとはね‥‥‥あの隊長さんにもお礼を言うつもりだったんだ……

みんなと会うきっかけ作ってくれた人だし…次に会ったら真っ先にお礼言おうと思ってたら、あんな展開になっちゃて…」


「お前はチビ達の事になると豹変するからな

ルイスの事なら心配ないさっ 正直、普段見れないあいつの姿も見れたし…クス

中々ないよ、ルイスを圧倒させる奴なんて」


ロイドはそう言いながらアルの頭を優しく撫でた



心地いい…

頭を撫でられるとなんでこんなに安心するんだろう…

……アルは今まで頭を撫でてあげる側にいた‥

それがこの国に来てからは撫でられっぱなしだ。
アルは少しの間、目を閉じてロイドの男らしい手の感触を味わっていた‥


「ロイド‥」


「ん、どうした‥‥」


アルはゆっくり瞳を開けて、ロイドにふわりと微笑む‥



「──…っ」

…なんでそんな微笑み方をするっ!?俺をたぶらかす気か!?…//



アルがここに来て、ロイドに初めて見せた微笑だった



「お返ししてあげるっ!」


「な、なにをっ!?」



アルは狼狽えるロイドの頭を撫でようとしたがロイドに断固拒否されてしまった



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