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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 昼下がりの情事


「アル、ただいまぁ」


「お帰り! 今日はみんなでどこ行ってきたの?」



アルが鍛練所から部屋に戻ると、子供達が外から帰って来た。
庭で遊ぶ姿を見掛けなかった子供達にアルは行き先を尋ねると


「今日はザド‥うっ‥」

何か言いかけたティムの口をユリアとマークが二人係りで焦って塞いでいた

「もうっティムたら!
アルには内緒だっておじちゃんと約束したでしょっ!?」

「そうだょっティム!」


二人はコソコソとティムに言っているが、この近距離ではアルに筒抜けだった



…ザドルと何か企んでるのかな?
まぁザドルがついてるなら危険はないだろうけど‥
‥‥いやっ
解らないなっ!?石鹸でスケートするぐらいだから‥


アルは一応、念を押した


「何隠してるか聞かないけど悪い事、人に迷惑かける事、危ない事‥この三つは絶対、やっちゃ駄目だよっ!!」


「おぅ!わかってるっ

オール・OKだっ!!」


「なにが…」


ティムの大威張りな返事にアルは呆れかえる。
この日から子供達はちょくちょくザドルと街の方に出掛けて行った…


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