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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第21章 一章 始まりの朝

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…者よ 目覚め…時──




…我…共…闘え…──



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チチチッ…と小鳥のさえずりが遠くで聞こえている。



「んっ! はぁっ!!」


アルは眠りから覚め、伸びをすると勢いよくベットから降りた

子供達はまだぐっすり眠っている…

今、何時だろう?と時計を見ると5時半ばを過ぎていた…

ちょっと、早起きしすぎたかな?

そう思い薄暗い部屋の中、カーテンの隙間から差し込む光りを頼りに窓の外を覗き込むと、暁に輝く太陽が薄雲の散った空を神々しく照らしていた──


あまりの眩(まばゆ)さにアルは目を細めカーテンを閉める。


薄手のシャツを羽織るとアルは外の空気を吸いに部屋を後にした…


‥はぁ…

空気が美味いっ!


アルは朝一番の清々しい空気を胸いっぱいに吸い込み深呼吸を繰り返した


起きがけから快調だな♪


体調の良さがすぐわかる。久しぶりに見たあの夢のせいだろうか‥‥

朝日を全身に浴びるようにアルは両手を広げるポーズを取っているとどこかで


ビュンッ!!ビュンッ!!


と風を斬る音がする。アルが音の出所を探りに行くと…


そこには巨大な斧で素振りをするザドルがいた‥‥

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