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第23章 三章 狂犬レオの襲撃!!

席に戻ったルイスは主賓席に腰掛けた王族らしき人達にアルを紹介した

「みんないいかい？
この子がﾃﾞｨｱﾉﾙ･J・ﾊﾞｰﾄﾝだ。今大会初出場にして最年少の勇猛果敢な少年だよ‥
そしてアル、こちらがこの国のﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰﾙ国王。その隣がｻﾘﾅ王妃。で、そこの二人が俺の姉さん達だ」


「あのっ、アルですっ
アルって呼んで下さいっ」

突然、自己紹介されて固まったままぺこりとお辞儀をするアルに国王も王妃も優しく微笑みかけた

「あら ルイス、あたくし達の名前は紹介してくれないわけ？」

「もうすぐ試合が始まるから後にするよ」


「んま後回しっ!?
失礼しちゃうわ！ねぇ、ｼﾞｪｼｶ姉様っ」


「しょうがないわ思わぬ乱入客で時間を取られてしまったのだから‥ごめんなさいね
ｼﾞｭﾘｱはあなたと会うのを楽しみにしてたのよ。
ルイスを殴った子がいるっ！て。貴方の度胸をすごく買ってるわ」



どうやら、ぷんと怒りながらﾌﾘﾌﾘの扇子でﾊﾟﾀﾊﾟﾀと忙しく扇いでる方が妹のｼﾞｭﾘｱで、膝の上に何か抱っこしてるのが姉のｼﾞｪｼｶらしい

そしてｼﾞｪｼｶが抱っこしていたのは…


「ジョンっ!? なんでそこにっ……すいませんっ」