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第23章 三章 狂犬レオの襲撃!!

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アルは何度も頭を下げ、ｼﾞｪｼｶの手からジョンを抱き上げようとしたがｼﾞｪｼｶに拒まれてしまった

「あたくしが抱っこしたいってエバにお願いしたの！」

「えっ？」

「アル、俺からも頼む。抱っこさせてやってくれ

ジョンを見るなりこいつら皆でたらい回しで抱いてんだから…
しかも、ジャンケンで順番決めてんだぜ？」

ルイスも呆れ果てている


「そうなの？じゃぁ‥お願いします…」


アルも素直に引き下がるしかなかった


席についたアルにコソッとユリアが耳打ちする

「王様ね‥ジャンケンに負けてすごく悔しそうだったよ」


「…!?　王様もジャンケンしたの!?」

びっくりしているアルにエバが言う


「ジョンがルイスの小さい頃にそっくりなんだよ…
この人達はルイスを溺愛してるからねぇ」


「ルイスは国王の何？　親子にしては…」


「国王はルイスの長兄だよ ルイスは５人兄弟の末子さっ……前王もお妃もルイスが小さい頃に亡くなってね…だからルイスもあんた達の事は他人事に思えないのさ‥‥」

エバはルイスの背中を見つめて言った




… そうだったんだ‥全てに恵まれてるように見えたからそんな事思いもよらなかった…