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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第27章 七章 生き残り合戦!〜初陣〜
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「な、に!?‥‥アルの奴、何した?あいつ居合斬りでもしたか?」
「いや……剣を真っ直ぐ構えたままだった。まるでプリンでも切るみてぇに鉄塊を斬りやがった。恐ろしく切れ味のいい剣持ってやがる」
ロイドの驚きに共感するようにザドルも言う
「あぁ‥ 試合前に控室で錆びてるから研いでやるっつったけど研がなくて正解だ。あの状態であれだけの切れ味なら、研いだら殺人剣になっちまう‥
たしかに普通の剣と違うな」
ルイスはアルが剣を差し出すことを頑なに拒んだことを思い出した。
「あの剣は村の守護神として奉ってあった宝剣だよ
長の遺言なんだ…。
『宝剣が必ずや守り導いてくれるだろう…』
って言ってたよ‥
村の皆も言ってた。
アルは“選ばれし者”なんだって──あの宝剣はアルにしか使えない…。
だから、お兄ちゃんがあの剣を研ぐ事は出来ないよ」
ティムの言葉に皆が振り返る
「へぇ‥守護神ねぇ、
でも研ぐぐらいはできるだろ?」
子供達は皆して首を横に振った。
「な、に!?‥‥アルの奴、何した?あいつ居合斬りでもしたか?」
「いや……剣を真っ直ぐ構えたままだった。まるでプリンでも切るみてぇに鉄塊を斬りやがった。恐ろしく切れ味のいい剣持ってやがる」
ロイドの驚きに共感するようにザドルも言う
「あぁ‥ 試合前に控室で錆びてるから研いでやるっつったけど研がなくて正解だ。あの状態であれだけの切れ味なら、研いだら殺人剣になっちまう‥
たしかに普通の剣と違うな」
ルイスはアルが剣を差し出すことを頑なに拒んだことを思い出した。
「あの剣は村の守護神として奉ってあった宝剣だよ
長の遺言なんだ…。
『宝剣が必ずや守り導いてくれるだろう…』
って言ってたよ‥
村の皆も言ってた。
アルは“選ばれし者”なんだって──あの宝剣はアルにしか使えない…。
だから、お兄ちゃんがあの剣を研ぐ事は出来ないよ」
ティムの言葉に皆が振り返る
「へぇ‥守護神ねぇ、
でも研ぐぐらいはできるだろ?」
子供達は皆して首を横に振った。