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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第29章 九章 生き残り合戦!〜繚乱の舞い〜
・
アルが審判員に己の意向を伝えようとしたその時、遠くで声がした‥
「アル頑張ってぇ!!」
子供達が必死で応援している―――
‥うっ── ここまで来て試合もせず引き下がったら子供達はきっとがっかりするかもなっ‥
よしっ、やれるだけやってダメだったらコーナー外に出よう!よしよしっ!!
アルは自分に言い聞かせ、一人で相槌を何度も打った‥
なんだかいっぱいいっぱいのようである
開戦の準備が整い審判員の手に握られた白い旗が天を仰ぐ―――!
準決勝とあって試合はアル達だけで、全会場の視線を一斉に浴びていた。
笛の音と共に白い旗が振り降ろされる!!
…始まったもう逃げられないっ
そう思いながら剣を構えたのだが──
ただ‥不敵な笑みを浮かべるだけでレオはその場から動く様子がない
剣を抜かないレオにアルは戸惑い困惑していた‥
‥かぁ困った顔もイカスぜっ!
まずはやっぱり・・・
“マーキング”だよな?
俺様のもんだって事を周りに知らしめる必要があるしっ♪
レオの表情は異常なほど高揚していた。
…どうしよう・・睨み合うだけじゃどうしようもない
でもなんだか、近づいちゃいけない気がする
アルが審判員に己の意向を伝えようとしたその時、遠くで声がした‥
「アル頑張ってぇ!!」
子供達が必死で応援している―――
‥うっ── ここまで来て試合もせず引き下がったら子供達はきっとがっかりするかもなっ‥
よしっ、やれるだけやってダメだったらコーナー外に出よう!よしよしっ!!
アルは自分に言い聞かせ、一人で相槌を何度も打った‥
なんだかいっぱいいっぱいのようである
開戦の準備が整い審判員の手に握られた白い旗が天を仰ぐ―――!
準決勝とあって試合はアル達だけで、全会場の視線を一斉に浴びていた。
笛の音と共に白い旗が振り降ろされる!!
…始まったもう逃げられないっ
そう思いながら剣を構えたのだが──
ただ‥不敵な笑みを浮かべるだけでレオはその場から動く様子がない
剣を抜かないレオにアルは戸惑い困惑していた‥
‥かぁ困った顔もイカスぜっ!
まずはやっぱり・・・
“マーキング”だよな?
俺様のもんだって事を周りに知らしめる必要があるしっ♪
レオの表情は異常なほど高揚していた。
…どうしよう・・睨み合うだけじゃどうしようもない
でもなんだか、近づいちゃいけない気がする