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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第32章 十二章 楽しいパレード〜S女の企み〜
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「あぁ、もう降りなくていい
支えといてやるから、このまま向き変えろよ」
アルはルイスの言う通りゆっくりと向きを変える
… ひぃ馬の背中ってけっこう高いっ
プルプル震えるアルをルイスは後ろからしっかり支えてくれた
「もう少し後ろっ」
ルイスはそう言うなり、アルの腰を掴みググッと自分の方に引き寄せる。急なルイスの動きに驚かされ、アルの口から“あんっ”とへんな声が洩れていた
「…… //// 」
こいつは‥
無意識に発した自分の声に、アルは気付いていない‥
ただ初めて乗る馬に緊張するばかりであった
アルのウエストに手を回したままルイスは片手で手綱を操る
馬のいななきと同時にラッパ隊が曲を奏でパレードが始まった!
「アル、はっきり言って今日の主役はお前だからな!
しっかり手ぇ振りながら愛想良くしてくれよ!」
「わかった手を振ればいいんだね!!」
アルは体を強張らせながら馬の背から片手を離し周りの観光客に手を振った
― きゃー!!ディーア!
― いや〜ん!かわいいっ
― おねが〜い!こっちも向いてぇ!!
「はぃはぃっ…今度はこっちね」
アルは忙しなく手を振っていた。
「あぁ、もう降りなくていい
支えといてやるから、このまま向き変えろよ」
アルはルイスの言う通りゆっくりと向きを変える
… ひぃ馬の背中ってけっこう高いっ
プルプル震えるアルをルイスは後ろからしっかり支えてくれた
「もう少し後ろっ」
ルイスはそう言うなり、アルの腰を掴みググッと自分の方に引き寄せる。急なルイスの動きに驚かされ、アルの口から“あんっ”とへんな声が洩れていた
「…… //// 」
こいつは‥
無意識に発した自分の声に、アルは気付いていない‥
ただ初めて乗る馬に緊張するばかりであった
アルのウエストに手を回したままルイスは片手で手綱を操る
馬のいななきと同時にラッパ隊が曲を奏でパレードが始まった!
「アル、はっきり言って今日の主役はお前だからな!
しっかり手ぇ振りながら愛想良くしてくれよ!」
「わかった手を振ればいいんだね!!」
アルは体を強張らせながら馬の背から片手を離し周りの観光客に手を振った
― きゃー!!ディーア!
― いや〜ん!かわいいっ
― おねが〜い!こっちも向いてぇ!!
「はぃはぃっ…今度はこっちね」
アルは忙しなく手を振っていた。