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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第33章 十三章 フェスティバルに行こう!〜アレンとデート!?〜
‥ふふ‥花火‥か…
―ガチャ‥
「―――!??‥」
アレンを見送りアルがささやかな笑みを浮かべながら家の扉を開けると―――‥
ザドルとちびっこ達4人の顔がドアにへばりついている
「な‥にしてるの!?そこでっ」
「‥デートの誘いか?」
しゃがんでいたザドルがアルを見上げて言った。
「な、そんな訳ないじゃんっ!!男同士なんだから!」
慌てるアルを見てバツが悪そうにティム達は頭をかく‥
「――――え‥
‥もしかして…」
「ああ‥悪ぃ、
全部聞いちまった。
村を出た理由も、お前ぇさんが男の為りしてるのも全部な」
「ごめん―――アル」
謝る子供達にアルはフッと微笑んだ
「‥いいよ!‥一緒に住む以上隠し通すことは出来ないし、父親代わりの人に隠し事するのは良いことじゃない…
あたしもザドルには話すつもりだったから。
ほんとは大会に出る為だけにこの格好したんだけど準優勝で賞金もらっちゃったから
今更、女ですっ! なんて言えなくて。嘘ついて出場した事になっちゃうし…」
「うん…それもそうだな!まぁ、大会であれだけの強さを見せたんだ!
女なんて誰も気づかねぇだろうよっ!」