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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第35章 十五章 子供達の計画
「おはよう、ザドル。
手伝うよ!何作ってるの?」
†闘技大会から一夜明けて新しい家での初めての朝を迎えた。
アルが目覚め、下の階に行くとザドルが肩にジョンを乗せキッチンで鼻唄を唄いながら何か調理している。その周りでは子供達がお皿を並べていた
最後に起きてきたアルはみんなに声をかけながら洗面所にいく。
「アル!今日はお前ぇどうする?なんか用事あるか?」
洗面所からタオルで顔を拭きながら出てきたアルにザドルが聞いた
「う〜ん、まだ決めてないけど‥あ、髪でも切りに行こうかな!」
アルは昨日アレンと街を歩いている時に床屋を見つけていた…アレンがいうにはガタイはいいが技術は繊細らしい。
『腕はピカ一ですよ』
アレンもそう言っていたから、髪切るならここに行こう!とアルも決めていた。
その名も
*バーバー・パパ*
「アル、また切っちゃうのっ?」
ユリアが悲しそうに言う
「ん? 切るっていうか切り揃えるだけだよ。毛先がバラバラでまとまりにくいから」
「ホッ…そうよね、
あんまり切らないでね」