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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第42章 二章 ザ・リベンジ
──コンコン!
ノックした後に扉がカチャリと開く。
「まあ、ロイド?久し振りね?いったい何用かしら」
中から顔を出したジュリアはロイドを見てそう口にしていた。
「ああ、そろそろアルを解放してもらいに来たんだが──アイツも最近疲れてきてる……今日はこの辺で見逃してもらえないか?」
ロイドがお願いすると、ジュリアは部屋の扉を開け放した
「アルとは街で別れたわよ?街からの方が家まで近いから、たまには早く帰してあげようかと思って…
嘘だと思うなら探してみるといいわ」
ロイドの疑いの表情を見てジュリアはロイドを部屋に招いた
そう、小さいときからジュリアはロイドを良くからかって遊ぶ事が多かった為、ロイドはいまいちジュリアのいうことが信用できなかった
ロイドはジュリアの部屋に2.3歩入り部屋を見渡した
… 確かに居ない……
んっ、なにっ!?──
ロイドは突然、目を見張る。
部屋のテーブルには数枚のアルをモデルにした絵が広げてあった
‥あら、見られちゃったわっ…どうしましょ
焦るジュリアを後目に、ロイドは唖然としながら絵を手に取ると、途端に顔から火を吹き真っ赤になった。
そう…ロイドが釘付けになったその絵は──
シフォン生地のスケスケの布を全裸にまとい、あられもない悩殺ポーズで妖艶に微笑むロイドの知らないアルが描かれていたのだ……