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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第43章 三章 情炎


…あれ?...やっぱり怒ってるのかな…約束すっぽかしたこと....


アルは自分を見ないロイドの顔を覗こうとしたがロイドは必死でそれを避けていた


…顔まで真っ赤にして..やっぱり怒ってる──

どうしよう…だいぶ待たせたのかもしれない



アルは申し訳なさそうにロイドに詫びた

「ロイド、昨日はごめんね…っ…街でジェシカ達と別れてそのまま帰っちゃったもんだからっ…」


「あぁ知ってる。
アレンに送ってもらったんだろ.....いいよ別に、そんなに待ったわけじゃないから……///」


ほんとは結構待った...

そして痺れを切らし、ジュリアの部屋に向かえに行ってもう帰ったと聞かされた。その極めつけにアレンからアルを送ったと聞かされ逆上した......

だが、今となってはどうでもいい....


ただ、自分自身がいたたまれない。

早く目の前から立ち去ってほしいと願うばかりだった。
そう思うロイドにアルは知らずに言う


「でも....けっこう怒ってるでしょ…」


「怒ってないよ..///..」

「…っ…怒ってるじゃん!
顔、真っ赤にしてぜんぜんこっち見ようともしないしさっ!」


柵越しに身を乗り出してアルもつい喰らい付く


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