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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第44章 四章 猛獣覚醒
〜今週の運勢〜
☆ 波乱万丈でしょう。
トラブルが向こうからやってきます。
…トラブルが向こうから…
やっぱり、先週に引き続き今月はついてないな
アルはHOW to本に掲載された占いの欄を自分のベッドで読みふけっていた
「アルーー!お客さんだよーー!」
‥お客さん?こんな時間に?
運勢の悪さに落ち込むアルを下の階からユリアが呼んだ
上着をはおり居間に行くとユリアがニヤニヤとしている
「なにその笑みは?お客って?」
尋ねるアルにユリアは無言で笑みながら玄関を指差す
…なんなんだろっ…ユリアったら…
アルは指図されるまま玄関を開けた… そして硬直する…
…トラブルが向こうからやってきた…っ…
そう思わずにはいられなかった
「あ、悪いな...こんな遅くに.....」
トラブルの主はバツが悪そうに頭を掻いて言った
「...顔見たくなかったんじゃないの?」
アルは城での事が思い出されてならない
殺伐としたそんなアルの態度にロイドは少し戸惑っていた