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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第45章 マイ・フェア・レディ
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ジュリアは時折その羽根をバッサバッサと揺らし、言い寄って来る一流以下の男達をはたきながら歩いていた。
… この羽根はこんな使い道があったんだ…っ…
アルは羽を活用するジュリアのその様子に、気に掛っていた謎がやっと解明できて安心したようだ‥
「……っ…」
… なるほどね、虫よけ変わりか…っ…
王子もアルと同じようにそう納得していた‥
「………ん?」
そして、ジュリアの羽根に見え隠れしている控え目な異国の姫君に王子は視線を奪われる‥
「……っ…」
…誰だ?あの姫君は?
ジェシカ達の知人にあんな姫君がいたか?
‥あれならたぶん‥
あと二、三年もすれば極上の女になるな……
……今から育ててみるか‥
見定めながら、小さくゴクリと喉を唸らす。
企み王子はニヤリと口端でほくそ笑み、今宵の獲物に狙いを定めた‥‥‥
「これは偶然ですね、 姉様方……」
王子はわざとらしくジェシカ達に歩み寄り声をかける
「あら、どう偶然なのかしら?ルイス‥‥‥
珍しいわね?舞踏会は飽きたって言ってたあなたがここにいるなんて。
いつもつるんでるロイドはどうしたのかしら?」
ジュリアは時折その羽根をバッサバッサと揺らし、言い寄って来る一流以下の男達をはたきながら歩いていた。
… この羽根はこんな使い道があったんだ…っ…
アルは羽を活用するジュリアのその様子に、気に掛っていた謎がやっと解明できて安心したようだ‥
「……っ…」
… なるほどね、虫よけ変わりか…っ…
王子もアルと同じようにそう納得していた‥
「………ん?」
そして、ジュリアの羽根に見え隠れしている控え目な異国の姫君に王子は視線を奪われる‥
「……っ…」
…誰だ?あの姫君は?
ジェシカ達の知人にあんな姫君がいたか?
‥あれならたぶん‥
あと二、三年もすれば極上の女になるな……
……今から育ててみるか‥
見定めながら、小さくゴクリと喉を唸らす。
企み王子はニヤリと口端でほくそ笑み、今宵の獲物に狙いを定めた‥‥‥
「これは偶然ですね、 姉様方……」
王子はわざとらしくジェシカ達に歩み寄り声をかける
「あら、どう偶然なのかしら?ルイス‥‥‥
珍しいわね?舞踏会は飽きたって言ってたあなたがここにいるなんて。
いつもつるんでるロイドはどうしたのかしら?」