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第45章 マイ･フェア･レディ

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「アリス…こっちにおいで、フルーツがある‥

一緒に食べよう‥‥」


ロイドはアリスを優しく手招きした
社交場の貴族の娘達と比べ、アリスに接するロイドの態度は明らかに違っていた



… 俺が初めての男なら、できるだけ優しくしないと男嫌いになったらこの商売で食って行けなくなるからな‥‥‥




所詮、体を売る仕事ではあるがどうせなら嫌々勤めるより、いい思いしながら勤めたほうがいいに決まってる


ここのオーナーはその辺をしっかり熟知していた‥
だからこそ‥経験のない娘などを雇った時などは、皆ルイスに筆下ろしをお願いしていた‥

なぜなら美麗で優しく女の扱いに長けている‥‥‥

誰もが初めての日を迎える瞬間にルイスに恋してしまうのだ

好きになった相手に優しく抱いてもらい、この行為が嫌いになる女などいない‥‥‥


商売に楽しさを見出していただかなければお客様を満足させることはできませんので！

これが、オーナーの口癖でもあった‥‥‥

だからして、パラダイスのメンバーは皆、エッチの大好きな女性ばかりだった

高級娼婦館でも満員御礼を誇っていられる秘訣でもある。