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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第46章 百花繚乱〜満月に咲き乱れる花〜
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王子はそれに気付かず今にもズボンを突き破りそうな程にいきんでいる自分の欲望を優先した
姫の耳元で熱い吐息を吹きかけながら甘く囁く…
「‥姫…大丈夫…
優しくするから……
続きは俺の部屋でっ‥」
言いかけた言葉を掻き消す勢いでバチンッッと激しい音が鳴り響く。
「‥っ、な!?──」
ルイスは目を見開き、一瞬火花が散ったような自分の頬を無意識に手でかばっていた。
‥‥な‥に‥‥?
―――なんでっ!?…
「なんで張り手なんだっ!?…っ…」
王子は呆気に取られ叩かれた頬を手で押さえたまま姫を見つめた…
そして姫はうつ向きワナワナと肩を震わせ叫ぶ──
「……っ…この‥‥‥‥
変態長ーっ!!」
「な───!?‥‥っ‥
な‥んだと…っ…
おい、こらっ…ちょっと待て…っ」
王子は背を向けた姫を呼び止めたが姫は一目散に肌けたドレスを直しながら走って逃げて行った‥
そして呆然とするルイスの足元にはシンデレラ姫の脱ぎ捨てたパールビーズの靴が…
寂しそうにコロンとセットで転がっていた……。
王子はそれに気付かず今にもズボンを突き破りそうな程にいきんでいる自分の欲望を優先した
姫の耳元で熱い吐息を吹きかけながら甘く囁く…
「‥姫…大丈夫…
優しくするから……
続きは俺の部屋でっ‥」
言いかけた言葉を掻き消す勢いでバチンッッと激しい音が鳴り響く。
「‥っ、な!?──」
ルイスは目を見開き、一瞬火花が散ったような自分の頬を無意識に手でかばっていた。
‥‥な‥に‥‥?
―――なんでっ!?…
「なんで張り手なんだっ!?…っ…」
王子は呆気に取られ叩かれた頬を手で押さえたまま姫を見つめた…
そして姫はうつ向きワナワナと肩を震わせ叫ぶ──
「……っ…この‥‥‥‥
変態長ーっ!!」
「な───!?‥‥っ‥
な‥んだと…っ…
おい、こらっ…ちょっと待て…っ」
王子は背を向けた姫を呼び止めたが姫は一目散に肌けたドレスを直しながら走って逃げて行った‥
そして呆然とするルイスの足元にはシンデレラ姫の脱ぎ捨てたパールビーズの靴が…
寂しそうにコロンとセットで転がっていた……。