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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第47章 THE・シゴキ
・
◇◇◇
「奥様!」
「はぃ、何かしら?」
「今、洗濯屋に出してた衣類が届いたんですけど、ロイ坊っちゃんの服のポケットにこんなモノが入ってたからって預かってるんですが…」
日曜の朝、だいぶ太陽の位置も高くなったころ、グレーバン家の使用人が主に
“こんなモノ”を差し出した…
― カサッ
主は受け取った紙を眺める…
… あらやだ…この子、確か前にパイ持って家を訪ねてきた子だわ‥
可愛い子だけど、大会で準優勝したって聞いたから‥‥‥当然‥男の子よね
‥いつからこっちの趣味になったのかしら…っ
「…ところで、ロイはどこ行ったのかしら?あなた知ってる?」
「えぇ…確か、夕べからパラダイスに行かれてる筈です‥今日の夕方には帰ると…」
「パラダイス?‥」
…よかった…っ…とりあえず、女の子も好きなようね
母は息子の行く末を安じながら、その紙を息子の部屋にそっと置いてきていた……。
… ・・・・頭痛い・・
カーテンの隙間から差し込む昼の陽射しに目を細めながら、アルは二日酔いに苦しんでいた‥
― カチャ!
「アル!もう昼だぞっ
飯食わねぇのか!?」
◇◇◇
「奥様!」
「はぃ、何かしら?」
「今、洗濯屋に出してた衣類が届いたんですけど、ロイ坊っちゃんの服のポケットにこんなモノが入ってたからって預かってるんですが…」
日曜の朝、だいぶ太陽の位置も高くなったころ、グレーバン家の使用人が主に
“こんなモノ”を差し出した…
― カサッ
主は受け取った紙を眺める…
… あらやだ…この子、確か前にパイ持って家を訪ねてきた子だわ‥
可愛い子だけど、大会で準優勝したって聞いたから‥‥‥当然‥男の子よね
‥いつからこっちの趣味になったのかしら…っ
「…ところで、ロイはどこ行ったのかしら?あなた知ってる?」
「えぇ…確か、夕べからパラダイスに行かれてる筈です‥今日の夕方には帰ると…」
「パラダイス?‥」
…よかった…っ…とりあえず、女の子も好きなようね
母は息子の行く末を安じながら、その紙を息子の部屋にそっと置いてきていた……。
… ・・・・頭痛い・・
カーテンの隙間から差し込む昼の陽射しに目を細めながら、アルは二日酔いに苦しんでいた‥
― カチャ!
「アル!もう昼だぞっ
飯食わねぇのか!?」