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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第48章 溢れる想い


「なぁ、ロイ兄ちゃん…」

「ん、どうした?」


「今日は、仕事済んだら暇か?」



ティムは今日の夕食に誘う為に馬小屋の掃除をしながら、隣で餌を準備してるロイドに話しかけた


「なんだ?時間ならあるぞ…
乗馬の練習でもするか?」


「うぅん‥‥

今日は…乗馬はいい‥」


歯切れの悪そうなティムに餌のバケツをカランッと置きながらロイドは聞き返す


「なんだ、どうした?
はっきり言えよ…」


ティムは上目使いでロイドをチラッと見た。


「──…

ティム、…ちょっと
こっちにおいで‥‥‥
座って話そう」



ロイドはそう言うと、たくさん積み重ねた干し草の上に腰を下ろした


「で‥何が言いたい?」


「兄ちゃん…久しぶりに家で飯食おうぜ!」


「──…飯っ!?‥
なんで、また…急だな?」

「いいじゃんかっ急でもっ!
時間あるって言ったじゃんかっ」


「時間はあるが‥‥」


そう言いながら表情を曇らすロイドを見てティムが聞いた


「嫌なのか?‥
なんでだ?」


「嫌って訳じゃないけど‥‥‥
ちょっと‥」


「ちょっと、なんだ?」


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