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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第48章 溢れる想い
「へぇ、‥あんたやっぱり手際がいいねぇ?
それなら、すぐに嫁さんに行けるよ!」
「‥//‥ありがとう」
エバはアルの腕前に感心しながら話した
「あんたのおっ母さんは早死にしちまったけど‥ちゃ〜んと娘を立派に教育したんだね……
感謝しなよ!」
エバの言葉にアルは嬉しそうに微笑み頷く
… こんなに可愛いのに苦労ばっかり背負い込んじまって‥‥‥
エバは一生懸命パイ生地を飾り付けるアルを見つめていた。
こしらえたパイを石釜でじっくりと焼き上げて取り出すと、何とも言えないパイ生地の香ばしい香りとラズベリーの甘酸っぱさが絶妙なハーモニーを奏でる。
「ん〜‥美味しそうっ。上手くできたみたい!」
アルは胸いっぱいにパイの香りを吸い込んだ!
そして、エバにお礼を言うと包んだパイを手にしてアルは帰りを急ぐ‥
家に着くと早速料理に取り掛かった。
‥今日は時間もあるから
やっぱり煮込みシチューにしよう♪
アルはボルシチを作った。その他にシーフードサラダや蒸し鶏の和え物など…
カラフルな彩りの料理が瞬く間に出来上がる