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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第51章 不吉な予兆
「1、2、3、・・・っ」
目の前で数字を口にしながら数え上げる──
「・・・・55、56、57!!
はぃ!…っ…これで57万ダーツちょうど!!」
アルは役所で貰ってきた金をルイスの目の前で一枚ずつ数えて机に置いた
「よしよし、確かにちょうど頂きました〜!」
笑顔で受け取るルイスに憎しみを沸かせながらアルはモニカの手を引いた――
「じゃ、行こう!」
「ぁ‥//‥」
「コラコラちょっと待て‥」
アルに手を引かれ赤くなるモニカを見ながらルイスはいった
「東尋坊っつったらココいらを取り仕切ってる豪族だろうが‥‥ガキだけで行ってまた、揉め事がおきれば厄介だ‥‥‥
俺も着いて行くから待ってろ」
「‥‥‥ありがとう‥」
ルイスの言葉にアルは素直に礼を言った‥
‥なんだ、かんだ、言って結局心配してくれるんだよなこの人って‥//‥
そぅルイスはなんだかんだ言って結局はアルを面倒見てきた‥‥‥受付や大会の組分け、仕事の手配‥‥
必ず面倒事も一緒にセットになってはいたが
ルイスは結局アルを可愛いがってくれている。