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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 鉄拳の母
「ふぅー…」
‥なるほどね、大体のルールはわかった。
アルはルール項目を読み終えるとため息をつき、自分の顔に触れてみた。
‥目‥腫れてるの目立つかな?
アルはベットから起きて鏡を覗く
「何とか大丈夫かな?…」
鏡の中の自分を眺め呟くと、ふっと髪に手を伸ばした。
久しぶりにゆっくり鏡を覗いたせいかいろんなとこに目が行ってしまう
「…髪‥ちゃんと切らないとボサボサだな…ハァ。
よし、うだうだしてもしょうがない!
施設見学でも行って来よう!」
少し大きめの声で自分に言い聞かせ、アルは部屋を出た
受付場の方まで歩いて来ると見覚えのある顔が空を眺め突っ立ている
‥今日は天気がいいから日光浴かな?
「アレン!! おはよう!」
アルは思いきって声をかけ走りよる
「……?…あぁ、アル。
おや?…何だか昨日とお顔が‥」
「…気のせいだよっ‥」
‥何だか、あなどれないなこの人
「天気いいね!アレンは日光浴でも?」
「‥いぇ、ちょっと‥最近雲の動きが…」
「雲っ?」
「‥いぇ…何でもないです……」