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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 鉄拳の母
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「‥私達役人は、室内の机の上での作業で下ばかり見てますからね。たまにはこうして外の空気を吸って空を見上げるとリフレッシュ&肩凝り防止で一石二鳥ってやつです…ニコツ」
「あぁ、なるほど!」
「施設の方はもうご利用になられましたか?」
「はぃ!これから見て回ろうかと‥」
「そうですか。
‥‥‥では私も仕事が一段落したとこなので、ご案内しましょう!」
「‥えぇっ!? …いや悪いですよ一段落したなら休んで下さいっ」
精一杯遠慮するアルをアレンは切れ長の一重目で制圧する
「…私に公務をサボる口実を与えないおつもりですか?」
「‥へ!?」
有無を言わすまい。そんな口調のアレンの瞳にアルは“眼力”というものを感じずにはいられない。
「お、お願いします‥」
絶対逃がすまいと言う視線を向けるとアレンはアルの細い肩をがっちりと捕まえた
「さっ、そうと決まれば参りましょう♪……なんせ、ルイス殿に‘丁重’にと‥‥フフ」
‥っ‥こ、この人…隊長さんよりも危険だ…
あるは微かにそんなことを感じとっていた──
「‥私達役人は、室内の机の上での作業で下ばかり見てますからね。たまにはこうして外の空気を吸って空を見上げるとリフレッシュ&肩凝り防止で一石二鳥ってやつです…ニコツ」
「あぁ、なるほど!」
「施設の方はもうご利用になられましたか?」
「はぃ!これから見て回ろうかと‥」
「そうですか。
‥‥‥では私も仕事が一段落したとこなので、ご案内しましょう!」
「‥えぇっ!? …いや悪いですよ一段落したなら休んで下さいっ」
精一杯遠慮するアルをアレンは切れ長の一重目で制圧する
「…私に公務をサボる口実を与えないおつもりですか?」
「‥へ!?」
有無を言わすまい。そんな口調のアレンの瞳にアルは“眼力”というものを感じずにはいられない。
「お、お願いします‥」
絶対逃がすまいと言う視線を向けるとアレンはアルの細い肩をがっちりと捕まえた
「さっ、そうと決まれば参りましょう♪……なんせ、ルイス殿に‘丁重’にと‥‥フフ」
‥っ‥こ、この人…隊長さんよりも危険だ…
あるは微かにそんなことを感じとっていた──