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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第54章 町外れの時計屋さん


「ところでザドルはどうした?
もう帰ってる時間だろ?」


「うん、さっき帰ってきて部屋で休んでるよ」


「そうか‥‥って、何してんだ?お前?」


アルはルイスの為にお茶の準備をしていた‥

「なにって‥お茶を」



「‥バカ…

見舞いにきた意味ないだろ?
お茶は要らないからゆっくり休んで‥‥‥っ?」





「……ん?

……っ…ぇ//‥ちょ!?」


ルイスは急にアルをまじまじと見つめると、アルに近よりそっと手の平で首筋に触れる

「…っ…//!?」


「お前‥熱ある?」


そう言いながら今度は包み込むように両方の手の平を首に添え、アルを覗き込みおでこをくっつけた‥


「……っ…」

‥ちょとぉ//
その顔でやめてよぉ‥//

綺麗な顔を間近にし、ルイスの体温をしっかりと感じてしまう。

ルイスの大胆さにアルは一人で焦って赤面していた


「やっぱ熱いな‥


お前、今日はもう寝てろ……って‥なんだその目は」



「‥べ、べつに‥‥//‥」



‥隊長サンのせいだってば


アルは体の熱りで瞳もうるうるしていた‥


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