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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第54章 町外れの時計屋さん


「よしっ!じゃあ、それをくれ!!」



店主のセリフに乗せられて、ルイスは自分の分のドリンクも購入しアルの家へ向かった──












―コンコン!


「アル?いるか!?」



‥!?‥あれ、隊長サンかな?


相変わらず食卓でボーッとしたままだったアルは、訪ね人の声を確認すると扉を開けた‥






―カチャ!


「よぅアル!


調子はどうだ!?」



「‥‥‥まぁ、なんとか

ってどうしたの?」



「‥‥どうしたって‥

見舞いに来てやったんだろ?」



「ぇ?そうなんだ‥

わざわざ、ありがと‥‥」

ルイスは恐縮するアルに見舞い品を差し出す


「ん?‥‥これは?」


「あぁ、花はユリアに渡して!んで、コレはお前に‥」


ルイスは20本入りのドリンクをアルに渡すと意味あり気に微笑む‥


「栄養ドリンクだよ‥‥

かなり効くらしいからな…コレでスタミナつけて明日には元気になって貰わなきゃなんねぇからな」


「‥‥あぁ‥ありがと、
明日には仕事行けると思うから」


「あぁ!コレ飲みゃ一発で元気になって二発三発ぶっ続けらしいぜ」


「‥?」

ルイスの言ってる意味が解らなかった


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