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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第55章 誕生会
子供達が一生懸命手作りしたであろう、幕には色紙で作ったカラフルな花が飾り付けられ、そして、みんなで書いたような文字で、たどたどしく
************
*☆おめでとう!アル☆*
************
──と書かれてある‥
片隅の方にはジョンが手掛けたであろう三重丸が付け加えられていた‥
「‥ッ‥
ありがと‥‥みんな‥
すごく、──
すごく‥嬉しい!!」
「──ッ‥///…」
綺麗な潤んだ瞳からは水晶のように澄んだ涙をポロポロとこぼし、溢れんばかりに最高の微笑みでアルはみんなに礼を言う。
そして、その表情にみんなは息を飲んだ―――
‥この娘はホントに‥//
自分がどんな顔してんのかわかってんのかねぇ
あらあら‥アレンまであんな顔しちゃって‥‥
エバは頬を染めるアレンを見て溜め息をついている
ロイドは毎度のことだが、アレンまでもが、アルの笑顔に釘付けのままだった‥
「アレンも忙しいのに、わざわざありがとう!」
「…ぃぇ‥っ‥///‥
せっかくのご招待だったので…っ」
アルに礼を言われアレンは赤くなりながら謙遜した