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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第55章 誕生会


「じゃあ、せっかくの料理が冷めちまうから早く頂くとするかね!!」


「うん、ありがとう!

これもエバが用意してくれたんでしょ!!」


「盛り付けは皆が担当したんだよ!!」


エバはあくまで皆を強調する

アルは素直に皆に礼を言い席についた







「じゃあ、ごちそう様!」

楽しいパーティーの時間もあっという間に過ぎ、帰る時間がやってくる


「あ、アル!コレを渡してくれと‥‥
ルイス殿からです‥
一人で見るようにと‥」


アレンは思い出したようにアルに手紙を渡した。


「わかった‥一人で見ればいいんだね
じゃあ、今日はほんとにありがとう!!
‥‥気をつけて帰って」


エバもアレンも手を振り帰って行く中、ロイドだけがまだ、その場に立っている‥


「じゃあ、俺も帰るから‥」


ロイドはそう言ってすれ違いざまにアルの腕を引き寄せ耳元に囁きかけた‥


「‥アル──…


My Everything‥“俺のすべて”って意味…だから…」

「……っ…」


ロイドは顔を離し、アルを見つめるとアルが胸に下げたチョーカーをトンと指でこずく‥


そして、照れくさそうに微笑んでいた…


「――アリガト‥//‥」


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