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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第6章 ザドルの過去
・
「後戻るでないっ!
進むのだ自分の道をっ!!」
アルは床に突っ伏し顔だけを向けて、完全に何かになりきっているアレンに戸惑った‥
‥どうしようもう着いちゃったんだけどっ…
「───……」
…沈黙の空気が漂っていた
アレンは静かに立ち上がると何事もなかったように埃をはたき、アルの傍に歩み寄る
「施設内は、また明日ご案内致します‥何時でも結構ですから準備ができたら受付室に来て下さい、では私はこれで‥」
普段のアレンに戻り去っていく。あるはそれを見送り無言のまま部屋に入った。
「───……」
閉まるドアの音がカチャリと響く。
アルはベッドにドサリとうつ伏せで身を投げた。
「……──プッ…ププッ…
フっ…フフフ‥アハハハッ!!」
背を向けた肩が大きく震えアルはベッドにうずくまり突然笑い出していた
「アハハハハッ‥…
はぁーッッ‥なんなんだ!
いったい今日は!‥‥」
くるりと仰向けに直り天井を見つめる。
瞼は重いが気持ちはとても晴々している。
怒って泣いて走って笑って…‥
もう、ぐったりだ……
アルは自然と笑みを浮かべた。
心地いい疲れがアルをそのまま深い眠りへと誘う
柔らかな白いシーツに身を任せアルはゆっくりと目を閉じた‥‥
「後戻るでないっ!
進むのだ自分の道をっ!!」
アルは床に突っ伏し顔だけを向けて、完全に何かになりきっているアレンに戸惑った‥
‥どうしようもう着いちゃったんだけどっ…
「───……」
…沈黙の空気が漂っていた
アレンは静かに立ち上がると何事もなかったように埃をはたき、アルの傍に歩み寄る
「施設内は、また明日ご案内致します‥何時でも結構ですから準備ができたら受付室に来て下さい、では私はこれで‥」
普段のアレンに戻り去っていく。あるはそれを見送り無言のまま部屋に入った。
「───……」
閉まるドアの音がカチャリと響く。
アルはベッドにドサリとうつ伏せで身を投げた。
「……──プッ…ププッ…
フっ…フフフ‥アハハハッ!!」
背を向けた肩が大きく震えアルはベッドにうずくまり突然笑い出していた
「アハハハハッ‥…
はぁーッッ‥なんなんだ!
いったい今日は!‥‥」
くるりと仰向けに直り天井を見つめる。
瞼は重いが気持ちはとても晴々している。
怒って泣いて走って笑って…‥
もう、ぐったりだ……
アルは自然と笑みを浮かべた。
心地いい疲れがアルをそのまま深い眠りへと誘う
柔らかな白いシーツに身を任せアルはゆっくりと目を閉じた‥‥